newzooが先日2021年のesportsにおけるトレンド予想の記事をあげていたので本日はそちらを紹介しましょう。
①「モバイルesportsが一層勢いを増す。」
PUBG MobileやGarena Free Fireといったモバイルesportsへの興味の拡大傾向が2021年も続くと見ています。日本ではゲーミングPCの普及度が低いので、モバイルesportsの流れが世界的に拡大してくると、より間口が拡がる可能性が出てくるかもしれません。
②「esportsチームの多様化が進む」
既存のスポーツのチーム構造をベースとしたモデルの枠組みを超えて、ライフスタイルブランドとしてのポジショニングやコンテンツクリエイター戦略への一層の注力化が進むと予想しています。海外チームの資金調達の記事でもふれていますが、海外では普段使いの出来るクールなアパレルアイテムの製造販売など若年層のライフスタイルへの浸透を図っているe-sportsチームも多いです。
コロナパンデミックによって、既存のチームビジネスモデルが毀損化されたため、今後より一層こういった取り組みが増えてくると予想しています。
③「伝統的なスポーツのesportsに対する注目度の更なる増加」
昨年のコロナパンデミックの影響で既存スポーツ組織はesportsとの取り組みを行いました。試験的な取り組みのいくつかがうまくいったことを受けて、今後、更なる革新的な取り組みが見られると予想しています。
④「リーグベースフォーマットの一層の発展」
コロナパンデミックによる移動規制によって国際大会が開催出来ず、リーグ、地域ベースでの大会が多く採用されました。規制が落ち着いたあとも、地域リーグベースのエコシステムがより一層発展していき、国際大会ベースフォーマットから地域リーグフォーマットへの永久的な移行の可能性もあると見ています。
⑤「ストリーミングプラットフォームにおけるノンゲームコンテンツの存在感が増大」
Twitchとyoutubeはノンゲームコンテンツにおいても重要なプラットフォームへと進化してきましたが、引き続きオフラインイベントの開催が難しい状況が続くなか、より一層ノンゲームコンテンツの人気が増すだろうと予想しています。
いかがでしたでしょうか。海外のこういった潮流が日本のesportsシーンにどのような影響を与えていくのか、引き続き着目していきます。
参照サイト:https://newzoo.com/insights/articles/newzoos-esports-trends-to-watch-in-2021/
文責:土田耕平