韓国で人気のe-sportsタイトルは?

e-sportsjapan.infoをお読みの皆様始めまして。H2インタラクティブe スポーツ編集局と申します。今回から、こちらにe-sportsに関する記事を寄稿することになりました。 当社が強みとする韓国のe-sports市場の状況などを中心とした情報をお伝えしてまいります。

さて、2019年e-sports国別獲得賞金金額で米国、中国に続いて3位とe-sports強豪国である韓国ですが、国内ではどのようなゲームタイトルが人気なのでしょうか。ひとつの指標として韓国EJN社による2019年9月から12月の第4四半期におけるe-sports大会の視聴状況を見てみましょう。

1位 League of Legends 34.4億時間

2位 Starcraft 3.66億時間

3位 OverWatch 1.68億時間

4位 PUBG 1.54億時間

5位 HathStone 1.37億時間

6位以下はStarcraft II、FIFA Online 4、鉄拳7、Warcraft 3、Kart Riderといったタイトルになっています。同年3Qに5位だった『Team Fight Tactics』は273万時間で26位に留まった 一方で、同集計期間中にワールドチャンピオンシップを開催したNCsoft の『Blade and Soul』は1970万時間で14位にランクインしました。
e-sports大会トータルの視聴時間としては3Qの5.6億時間から約7000万時間減少して、4.9億時間となりました。この時期国内大会が少なかったことや、大学受験などで若年層の視聴が一時的に減少した影響と思われます。
瞬間最高視聴者数は、LoL(330万人)、Starcraft(36万人)、PUBG(16万人)OverWatch(13万人)、HathStone(12万人)となっており、ほぼ累計視聴時間の順位と同一となっています。

このように数値データで見るとLOLの圧倒的な強さがわかります。さすがLOLの世界大会(League of Legends World Championship)で、5回優勝(うち3回は準優勝も韓国チーム)している強豪国なだけあります。今だにその人気は不動のもののようです。

今回のデータを取ったプラットフォームはTwitch、AfreecaTV、YouTube で、それぞれの視聴時間はTwitch30.5億、AfreecaTV、12.4 億、YouTube が6100万時間で、4Qの期間に開催された韓国内での全てのe スポーツ大会の視聴データをENJ 社が分析しました。(本記事は2020 年2 月4 日付 “Game Chosun”及び同日付 “Inven”の記事を基に作成しました。)
参照サイト:Inven
      Game Chosun

文責H2インタラクティブeスポーツ編集局