2019年e-sports各国別獲得賞金金額

明けましておめでとうございます。e-sportsjapan.infoも2年目を迎えました。
本年も宜しくお願い致します。

新年第1弾の記事は昨年の各国別獲得賞金金額です。
2018年のランキングと比較して、昨年はどうだったのでしょうか。上位3国は以下のようになっています。

1位:アメリカ
$3915万(約42億円)

2位:中国
$1880万(約20億円)

3位:韓国
$1630万(18億円)

昨年の順位と変わらずに、アメリカ、中国、韓国がTop3を占めました。
アメリカは中国と比べてプレイヤー数が5倍(米国4927人・中国1026人)と多いのも、総合獲得賞金に寄与しています。
尚、TOP3以降の順位は以下のようになっています。

4位:フィンランド ※18年順位 5位
$978万(約10.5億円)
5位:フランス ※18年順位 8位
$952万(約10.2億円) 
6位:デンマーク ※18年順位 4位
$925万(約9.9億円) 
7位:カナダ ※18年順位 9位
$727万(約7.8億円) 
8位:オーストラリア ※18年順位 11位
$632万(約6.8億円)
9位:スウェーデン ※18年順位 7位
$619万(約6.6億円)
10位イギリス ※18年順位 13位
$600万(約6.5億円)
細かい変動はありますが、大きなジャンプアップなどはあまり無く、各国の力関係は現状ある程度固定化されている感じです。
昨年も触れましたが、人口数で考えると北欧各国の順位は相当健闘しています。以前、記事にしましたがデンマークの選手育成システムのように、各国の取り組みが活きていると言えるでしょう。

さて、そんな中、日本はどうだったのでしょうか。
日本は$234万(約2.5億円)で19位でした。2018年が17位($225万)でしたので、ほぼ変わらずといった所です。日本でのe-sports市場は伸びてはいますが、高額賞金の多い海外大会で上位に入賞出来ないのと、国内大会ではまだまだ高額賞金を出す大会が少ない事などが要因としてあげられると思います。
獲得賞金の多寡だけで語れるものではありませんが、女子ゴルフの渋野日向子選手のように海外の大会に勝って、高額賞金を獲得する日本人プレイヤーの姿を将来は見たいものですね。

参照サイト: https://www.esportsearnings.com/history/2019/countries

文責:土田耕平