もうすぐ2019年も暮れようとしています。
今年の1月から始めた「e-sportsjapan.info」も、お陰様で1年間皆様に色々なe-sportsの情報をお届けする事が出来ました。2019年という年は日本のe-sportsシーンにおいて、どのような1年だったでしょうか。ここ数年は毎年「日本のe-sports元年」と言われ続けていますが、ここ1~2年ほどは日本でも色々なメディアで、「e-sports」という言葉が良く使われるようになって一般の方々にも少し浸透してきた印象を感じます。
ただ、残念ながら言葉ばかり独り歩きして、肝心要のゲームプレイヤーが置き去りにされている雰囲気も垣間見えます。メーカー、チーム、オーガナイザー、メディア等e-sportsに関わる全ての人たちがまだまだ試行錯誤を繰り返している状態ですが、一般の方々は「なんかe-sportsがすごいらしいね」という捉え方をしており、現状と認識にギャップが生まれてきているようにも思えます。
当サイトでは、様々な海外市場の動向などをお知らせしていますが、それをそのまま「海外ではe-sportsはこうだから」と日本にそのまま当てはめても、国民性や社会性の違いなどから木に竹を接ぐような事になってしまう可能性があるので、日本には日本にあったe-sportsのやり方で市場が伸びていくのが次善の方法ではないかと当サイトでは考えています。(他産業のようにあまりガラパゴス化するのも問題ですが。)
ゲーム産業の一カテゴリーとしてのe-sports市場は来年以降も世界での市場規模はまだまだ伸びていく見込みになっています。願わくば日本のe-sports市場も、その流れに乗って、健全に発展していくことを編集部では願っております。
来年も皆様に様々なe-sportsの情報をお届け致します。
引き続き宜しくお願い致します。
文責:土田耕平