e-sports先進国では、すでにe-sportsの経済エコシステムが廻ってお金がきちんと動いており、当サイトでも以前その状況を記事「e-sportsビジネスのエコシステム」にしました。
今回はそんなe-sports先進国である米国でe-sportsにまつわるどんな仕事(求人)があるのかを紹介したいと思います。
海外版のindeedに「esports」と検索をうちこむと、ものすごい数(執筆時で683件)のjobofferが出てきます。
一般的にイメージしやすいゲーム会社の求人ももちろんあります。ただこれに関しても職種の区分がきちんとしている米国ならではという面もありますが「Associate Esports Manager」や「Tournament Manager」など、かなり細かくカテゴライズされて求人されています。
そういったゲーム会社の求人以外に、目につくのは大学からの求人です。
「e-sports Head Coach」といった職種で大学のe-sportsチームのコーチ職を色々な大学が募集しています。
当サイトでも記事「e-sportsと奨学金」にしましたが、米国では100以上の大学がe-sportsを対象とした奨学金制度を設けています。日本でいうと大学野球や駅伝などと同じステイタスにe-sportsがあると考えていただくとわかりやすいと思います。
「Head Coach」から「Assistant Coach」、更には「 Part-Time Online Instructor」まで、幅広い人材を募集しています。大学だけでなく高校でもcoachを募集していたりします。
「e-sportsはスポーツか否か」などという言い合いをしている日本を尻目に、すでに世界ではe-sportsによる新しい雇用がどんどん創出されています。
e-sportsプレイヤーのセカンドキャリアの問題などもありますが、それこそ日本のe-sportsプロ選手も英語をきちんと話せるようにして、セカンドキャリアは米国の大学のe-sportsチームのコーチ職などを担うといった心構えが必要なのかもしれません。
ゲームは万国共通のものなのですから。
参照サイト:indeed
文責:土田耕平